2024/03/28 15:31
腸内細菌は母から子への贈り物
赤ちゃんの腸内細菌は、お母さんの持つ腸内細菌が大きく影響すると考えられており、自然分娩では赤ちゃんが産道を通る時にはじめて母親の細菌を受けとります。そして、産後には母乳をはじめ、入浴などの親子のスキンシップや一緒に暮らす家族との接触からも細菌を受けとりながら、赤ちゃんの腸内細菌が徐々に形成されていきます。赤ちゃんの腸内細菌は、生後3ヶ月から1歳2ヶ月ごろまで大幅に発達し、3歳〜5歳ごろまでには、はじめの腸内環境がほぼ決まると考えられています。腸内細菌の形成期にある赤ちゃんは、母親と家族から善玉菌も悪玉菌も含めて受けとりますが、与えられる細菌の種類に大きく依存しているため、完成する腸内細菌のバランスにも大きな個人差が生じると考えられています。つまり、お母さんの腸内細菌のバランスがよければ、赤ちゃんの腸内細菌のバランスもよくなる可能性が高いのです。また、家族が多いほど赤ちゃんの『腸内細菌の多様性』が認められるとの調査結果も報告されています。腸内細菌の多様性は健康維持や免疫力にも関係があることが研究調査からわかっていますので、赤ちゃんのためにも妊婦さんと家族の『腸内細菌の多様性を育む』生活習慣が大切になる時期なのです。
腸内細菌を育てる
店頭には善玉菌を含んだ、カラダに良さそうなヨーグルトなどがたくさん並んでいますが、その特長の多くは腸内の生きた善玉菌が代謝する成分による効果です。ヨーグルトなどで新たに摂取した善玉菌は、残念ながら腸内に定着して増殖することはないと考えられていますので、偏りなく様々な発酵食品から善玉菌を摂取する習慣に加え、すでに定着している腸内細菌の多様性を育てる意識を持つことも大切です。腸内に100兆個ほど棲むと言われる多種多様な腸内細菌が連携して働くと、それだけ多種多様な代謝産物を生み出せます。代表的な代謝産物には、短鎖脂肪酸やGABA、ビタミンなどが知られていますが、それらを得るためには『善玉菌のエサ』となる栄養素を毎日の食事やサプリで腸内細菌に届ける必要があります。善玉菌にはガラクトオリゴ糖などの水溶性食物繊維と相性が良いことはよく知られていますが、代謝産物を生み出すためには、ビタミンB1などの微量栄養素も必須です。また、妊娠中には胎児を育むために母体に大きな変化が生じます。特に妊娠初期の体調は『ビタミンやミネラルの不足』が大きく影響すると言われています。そのため、妊娠中は水溶性食物繊維に加え、ビタミンやミネラルの摂取を心がける食生活が大切になります。
赤ちゃんと妊婦さんのために!
妊娠中は腸内細菌を育てる生活習慣を続ければ、母子ともに良くできるチャンスとも言えます。もちろん妊娠がわかってから気をつけるだけでも十分です。そのためには、体調の変化に合わせて、野菜や果物、豆類、根菜類といった水溶性食物繊維とビタミンを含む『腸によい食品』をバランスよく摂りたいものです。ヒトの栄養は、糖質、脂質、食物繊維、中でもタンパク質(必須アミノ酸)、そしてビタミン、ミネラルの一つでも足りなければ健康維持に支障をきたしますので、妊娠中のダイエットは控え、しっかり栄養と睡眠を摂り、適度な運動を心がけましょう。最後におすすめしたいのは、野草酵素ドリンクと乳酸菌ドリンクが融合した『ビオアクセル』。善玉菌が活動するエサを送り届けて『本気の免育』をサポートする妊婦さんの強い味方です。ガラクトオリゴ糖や乳酸菌、80品目の自然の力が凝縮した発酵エキスに加え、葉酸やビタミン類も穏やかに補えるよう配合。やがて赤ちゃんに受け継がれる、お母さんの腸内細菌の多様性を支えます。
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